288期唯一のハンター。変化系能力者。 伝説の暗殺一家と称されるゾルディック家の血筋を引く銀髪の少年。才能だけで言えば長いゾルディック家の中でも随一と言われるほどで、彼の兄であるミルキ(ゾルディック家の次男)以外は、彼が父親であるシルバの後継者であると家族皆が認めている。

五人兄弟の三男であるが、彼の幼少期は悲惨そのものであり、生まれてすぐに実の両親から拷問まがいな高圧電流を浴びせられ続け、暗殺者としての基本を徹底的に教え込まれた(後にキルアは自分が親から教わったのは、人殺しの方法だけだと語った)。それ故に並大抵の電圧では意識を失わず、毒が効かない体質となっている。また、キルア自身は気づいていなかったが、この時にイルミ(ゾルディック家の長男)の念能力によって脳に針を埋め込まれ、知らず知らずの内に支配されていた。

殺しだけの日常に耐え切れなくなり、母親とミルキを刺して家を出た。そして、暇つぶしのために受けたハンター試験でゴン達と出会い、人殺しよりも仲間たちと過ごすほうが楽しいと思い始める。しかし、その試験ではギタラクルとして潜入していたイルミの手により妨害されて失格となり、ゾルディック家へと連れ戻されてしまう。その後、初めて友達として自分の家を訪ねてきたゴン達と再会し、今度は自分の意志でやりたいことを見つけるために家を出た。

天空闘技場で念能力を習得した後、幻影旅団との戦いや、グリードアイランドを制覇し、グリードアイランドのプレイ中に受けたハンター試験に1人だけ合格して、晴れてプロハンターとなる。現在はゴンと共にキメラアントの討伐隊に志願する。 その後、ナックルによって念能力を封じられたゴンを守るため、こっそり護衛していたところ、運悪くキメラアントのラモットに遭遇してしまう。念能力を得て強力になったラモットを前にして、逃げ出そうとする気持ちと、ゴンを守ろうとする気持ちが葛藤し、動けないでいる所を嬲り者にされるが、葛藤の末、脳に埋め込まれていた念の針を自力で取り出し、イルミの暗示から開放される。直後にラモットを瞬殺、本来の実力を発揮できるようになった

キルア=ゾルディック(声:三橋加奈子)